松田和広の気付きブログ/ BLOG

2019/09/06

エムトップクラブ アイコン子供の自己抑制機能の低下(1)

今から10年以上前のことです。

3歳ぐらいの女のお子さんを連れて入会受付に来られたお母さんと受付窓口で会話をしていたときのことです。

このお子さんが、突然、予期しない行動をしました。

事務所受付のドアが開いていたこともあって、事務所内に入ってしまいました。

僕が「おや?」と思った初めての経験です。

その時は、何が起こっているのか、こちらもイマイチ良くわかっていませんでした。

この子は、事務所にいる僕ともう一人の男性コーチにおかまいなく、事務所の中にある冷蔵庫へまっしぐら(笑)

このあと、どうするのかな? と見守っていたら、

冷蔵庫の扉を見事にあけてしまいました(^_^;)

お母さん共々、大笑いです。

笑い話の一つとしてそのまま流しましたし今でも笑い話の一つにしています(笑)

まだ、3歳だから、お家とお外の区別がつかないんだね、そういう認識です。

でもよく考えてみると、3才児さんは、はたして区別がつかないのだろうか?

これ、3才のお子さんなら、普通のことなんだろうか?

われわれが予想する「普通のお子さん」とは違う行動だから、「おや?」と思ったのは間違いないのです。

大人二人が事務所にいますから、普通は警戒して中にすら入らないと思います。

なのに、平気で入ってこれて、その上、冷蔵庫の扉すらあけてしまった。

この事例は、

お子さんの自己抑制機能の低下が引き起こしているものなのでは?

そういうことを考えるようになったきっかけとなりました。

それほど「落ち着きの無い子」ではない

その後、この子は、僕の教室の幼児クラスに入会し、中学1年の終わりまで「器械運動」を続け、10年を超える在籍者となりました。

それほど「落ち着きの無い子」ではありませんでしたので、他の子供さんと人間関係上の大きなトラブルはありませんでした。

というか、特に関わりを持とうとしなかった、というほうが正しいのかもしれません。

うまくなろうとする気持ちも強いし、他の習い事に見向きもしないで「器械運動」だけを選んでくれました。

ずいぶん経って、中学進学後、学校内で上手くいかず不登校になっているらしいことを当のお母さんから教えられました。

われわれとしては、とても残念な気持ちになりました。

この子の不登校の直接の原因はなんだったんだろう?

たいへん気になるところです。

不登校が起きるのは、人間関係の構築の失敗にあるわけですから、

やはり、あの時の「おや?」は、なんらかの関係はあるのだろうか?

あるいはもっと僕の知らない「発達の問題」や「特性」が隠れていたのかもしれない。

今となっては、まったくの謎ですが、おそらく、僕の子供時代と同じなのでは?

と思ってしまうのです。

だれにも、理解されず、なんか、おかしな子?

と周囲からみられ、行き場を失っていたのでは?

これは、あなたのお子さんの身の上に起こっても不思議ではないできごとです。

僕は、幸い、不登校にはなりませんでしたが、

ずいぶん、普通の子供とは違う変わった子供だったという自覚はあります。

その件は、またいずれお話します。

この「冷蔵庫の扉を開けてしまったお子さん」は、10年近くコンスタントに通ってくれました。

体操クラブ内の小さなコミュニティーでは問題はおきませんでしたが、

環境がかなり違う公教育の場(中学)では、受け入れてもらえなかったのかもしれません。

この子のその後の成功を祈らずにはいられません。

本日はここまで、